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いしざわみな

『私の帰る処』再演に向けて

更新日:2020年10月25日


本日(10/22)は台風のさなか、『私の帰る処』に出演してくださる、さかい蜜柑さん、明日香さん、そして真木野透子とともに、古民家フェスが催されていたasagoroを訪れました。

舞台セットをどう配置するか? 客席をどう設置するか? などを考えながら、ものづくり市で小物を買ったり、カフェで珈琲をいただいたりもして一時間あまりを過ごしました。

6月に初めて訪れて以降、asagoro上演版の台本を書き上げ、その作業とともに、それぞれの役の衣裳もイメージを膨らませていたのですが… 人の行き交う会場を見てまたイメージが変わりました。決定するまでにはまだま時間がかかりそうです。

一昨日からチケット発売開始となり、いよいよ明後日からは稽古が始まります。

一年も経たないうちに再演するので、初演を観てくださった方には、また観てくださいとは言いにくいのですが、面白いと思った方は是非また観てください。きっとまた楽しんでいただけると思います。

『私の帰る処』を上演するのは、これが最後となるかも知れません。もちろん、どの公演もそれは同じなのですが、若い頃はそんなことはまったく考えませんでした。

やはり齢を重ねたせいでしょう(笑) 今は、これが最後という気持ちで、一作一作を大事に、一日一日を大切に取り組んでいきたいという思いが強くあります。

今回の再演では、登場人物が一人増えています。

これは再演にあたって増やしたわけではなく、第一稿を書いた時には存在した役柄です。諸般の事情から、決定稿の前に二人芝居にすることを選択したのですが、とても愛着のある役だったので、復活させることができてよかった!と思っています。

三人の芝居にした上で、上演時間も長くなり過ぎないようにすること、そして稽古に入って書き直さないことを課していたので、予想以上に手間取ってしまいましたが、改訂版も真木野から合格点をもらうことができ、ホッとしました。

今日の予定があったので、昨日は衆院選の期日前投票に行きました。その結果を見ながら、これを書いています。政治家に直接要望を突きつけたり、積極的にデモに参加したりはなかなかできませんが、正当な怒りはもっと発信していかなくてはと感じます。

初演よりも奥行きのある作品に仕上げたいと思っています。

年の瀬のお忙しい時期ではありますが、ぜひお誘いあわせの上ご来場くださいますよう、お願いいたします。


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