四万十公演終了❁ありがとうございました
日日刻々Reading theater in四万十『私の帰る処→幸福な夢』無事に終了いたしました。心配のし通しだった集客も、最終的には120人近くになり(昼夜2回観てくれた知り合いが5人いますが)4月の高知公演とほぼ同数、人口比から考えると、とても誇らしい胸に沁みる数字です。これはひとえに、共催団体である「はたアクト2023」と、Reading theater in四万十応援する会(グループLINEの名前)に加わって、チラシを配布したり、ポスターを貼ったり、チケットを手売りしてくださった四万十市の皆さんのおかげです。そして、ご来場くださったお客さま、遠くから応援してくれた方々、スタッフキャスト、関係者の皆さま、ほんとうにありがとうございました。
その中でも、とくべつお世話になったお二人がいます。
お一人は「はたアクト2023」の副代表であり、四万十市議会議員でもある西尾祐佐さん<写真・前列右から2人目>。新聞記事を見た西尾さんが、蛸蔵の公演に足を運んでくださったことからご縁が生まれ、ご多忙のなか沢山のサポートをしていただきました。もうお一人は照明のオペレーションを担当してくださった西村和洋さん<写真・前列右から3人目>。西村さんは蛸蔵公演でアフタートークのゲストとしてお会いし、四万十公演のご相談をしたところ、「KOCHI ART PROJECTS 2024」への応募をご提案くださり、「日日刻々Reading theater in四万十を上演する会」の代表を引き受けてくださいました。このお二方がいなければ、ここまでの成果は得られなかったと思っています。
ここに、つつしんで御礼を申し上げます。
そして、アフタートークのゲストでありながら、チケット管理や受付も引き受けてくださり、他にも細やかなサポートをしてくださった斉藤香織さん<写真・前列左から2人目>にも、たいへん感謝しています。
2016年に12年ぶりに演劇活動を再開したとき、5年間で達成したいと掲げた3つの目標がありました。観客動員500人、故郷での公演、そして戯曲賞の受賞。2020年にコロナの感染拡大が起こり、一時はこれはもう叶えられないと絶望しましたが、たくさんのサポートをいただいて、今年その目標の一つが叶いました。さらに嬉しい発見もありました。公演前夜、リハーサル中に停電が起こりました。40分くらいのことでしたが、それはそれは長く感じられました。これまでの自分ならもっと慌てて、緊張して取り乱していたと思います。けれど今回はみんなが落ち着いていたので、私も落ち着くことができました。
2023年の『在る愛の夢』公演から参加してくださり、東京から四万十市まで来てくれた石村みかさんと舞台監督の海老沢栄さん、高知公演、四万十公演と参加してくれた刈谷公治さん、畠中昌子さん、吉良佳晃さん、山田紫織さん、中高の同級生でありカメラマンの門田幹也くん。日日刻々は一人であっても、みんなに支えられていると感じられたことが、何より嬉しく、何より幸せなことでした。
来年は、東京・高知ツアー公演という今までで最も高いハードルに向かって走ります。もう助走は始まっています。どうか引き続き応援くださいますよう、お願いいたします。
いしざわみな
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